青菜と出会った時とは、また違った感覚だ……。

「……それで、何に悩んでいるの?私でよければ、話を聞くよ?」

「実はね……」

僕は耐え切れなくなって、泣きながら愛葉に全てを話す。

「……それで、それで……っ。彼女の青菜まで、離れていって……」

さっき、青菜から「別れよう」って切り出されたんだよね。

「……酷い……魔法が使えることを、話したらダメってことは無いけど、そこまで……そうだ。千秋くんも雪くんと一緒に、魔法学校に通ったら?」

「……高校を卒業したらね。あと、1年だし……」

そう言うと、愛葉はそっか、と悲しそうに微笑んだ。