伊吹はいつの間にかまとめていたらしい大きなゴミ袋を2つしばって持ち上げた。 「俺ゴミ持つから俺の分もカバン持ってきて」 そう言って伊吹は準備室の電気を消して廊下に出ていく。 「え、ちょっと待って!」 私は慌てて2人分のカバンを持って追いかけた。 (いつも勝手に決めて私のこと置いていくんだから!) 「伊吹、私も1個もつよ!」 「いいよ、お前は。」 走って追いかけて伊吹の右手からゴミ袋を奪おうとするけど、伊吹は渡してくれなかった。 お前はカバンだけ持っててくれれば十分。なんて言って。