【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




そう思っても行動にうつせない。



どうしようかと悩んでいたら、



「ねぇねぇ」



誰かに声をかけられた。



「えっ、私...?」



ビックリして思わず確認してしまった。



まさか声をかけられるなんて思っていなかったから。



「そうだよ。あなた、名前は?」



「み、三笠友理奈です....」



いきなり名前を聞かれて動揺していたからか、自分の名前を噛んでしまった。



「どうして敬語?同級生なんだから、タメ語でいいよ」



私に話しかけてきてくれたのは、たぶん同じクラスの女の子。



同じ女子の私から見ても綺麗だと思うスタイルのいい子だ。



身長も私より全然高くて160㎝くらいは余裕でありそう。