【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




私達に注目が集まっているのが分かる。



「お二方、顔を上げてください」



私がそう言うと、頭を下げていた2人は顔を上げた。



不安そうな表情をしたまま。



「私にはあなた方が謝る理由がさっぱり分かりません」



「.....え?」



「あなた達が事故を起こしたわけじゃない。両親を殺したのは息子さんじゃないですか」



もうその人もこの世にはいないんだけど。



「身内だから被害者の私に謝るんですか?犯人でもない人に謝られたって気は晴れないです。あなた達を責めるのは違うと思いますから」




この人達を責めたって何も意味はないことは知ってる。



悪いのはこの人達ではなく、飲酒運転していた犯人の人だけだもん。



身内だからって何でもかんでも責めるのは間違ってると思う。