そんな時、私のもとへ1組の夫婦がやってきた。
私の親戚のおばさんに連れられて。
たぶんお葬式に参列していた人だよね?
「初めまして。三笠...友理奈ちゃんよね?」
女の人が声をかけてきた。
「....はい、そうですが」
なぜだかすごく嫌な予感がした。
「私達....野口と言います」
嫌な予感的中。
勝手に手が震えてきて、体温が冷えていくのが分かる。
だって野口って....。
その名字を私は知っている。
「あ、あなた方はまさか......」
....こんなところで会いたくなかった。
「....はい。野口寛二の母と父です」
心臓がドクリと嫌な音をたてた。



