【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




これからは2人はずっと一緒だね。



空の上では幸せに暮らしていますか?



「お母さん、お父さん....」



火葬される前に最期の面会の時間が設けられた。



もう動かない2人の姿を見て改めてしまったはずの悲しみが沸き上がる。



2人の前では涙が見せないようにしようと思って、我慢していたのに。



溢れだしてしまいそうで、伝えようとしていた言葉も伝えきれなかった。



ただ、名前を呼ぶことが精一杯で。



あっという間に面会の時間は終わり、2人は火葬される。



どうしてこんなに早く両親と別れなければならないのか。



そんなこと小学生の私に分かるわけがなかった。



ただ2人はもう世の中に姿すらなくなるのだということしかわからなかった。