【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




お葬式当日。



喪服を着た人達がたくさん集まってくれた。



全ての空気が悲しみに包まれて。



集まっているのはもちろん大人の人ばかりで、子どもは全然いなかった。



だから余計に居心地が悪かったんだ。



泣いている人もいれば、全く泣いていない人もいた。



両親は1人っ子だから私にいとこは1人もいない。



親戚自体も少なく、今日来ている人達の大半は両親が勤めていた会社の人達。



「ただいまより、三笠幸成(ゆきなり)さん、三笠千和(ちわ)さんのお葬式を執り行います」



その静かな一言で2人のお葬式は始まった。



両親の遺体は親戚の意向で火葬されることになった。



どうか天国で2人仲良くずっと一緒に過ごしていけるように。