【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




それから霊安室に案内されて、死んでしまった両親と対面した。



もうピクリとも動かない両親と。



正直、お父さんの遺体はひどく損傷していた。



この人が本当に私のお父さんなの?と思ってしまうくらい。



お母さんは手術をしていたからなのか、まだ綺麗だった。



「......お母さん、お父さん」



私が震える声で呼んでも当然、返事は返ってこない。



目の前で両親が死んでいるのにどうしたらいいか分からない。



なんて声をかけたらいいの?



どうすることが正解なの?



ただ心が冷めて、自分の体も冷めていく。



ただ、真っ白な世界の中で分かったことは....



この世界に私1人だけが取り残されたということ。