そんな夢のようなことがあっていいの?



「私も....冬夜くんが大好きだよ」



私達はお互いに片想いをしていたんだ。



自分の気持ちをなかなか言い出せなくて、タイミングが悪くてすれ違って。



「だけど、何年も離れる俺が友理奈を縛りつけることはできない」



「....分かってる」



「俺が離れてる間に友理奈に好きな人ができたら、俺のことなんか忘れてくれていい」



そんなことあるわけないけど、未来は分からないから。



「.....うん」



「俺が帰ってきた時に、友理奈の気持ちが変わってなかったら、俺と付き合ってほしい」



「.....もちろんだよ!」



ずっと言われたかった言葉。



この約束を果たすのは何年後になるか分からないけど、私は大好きだから待ってる。