中には、コスモスで作られた花冠が入っていた。
「これって.....」
決して上手とは言えない、拙い花冠。
けど私は....この花冠を知っている。
遠い昔の記憶で───
「....思い出した?」
「これは....私が作った花冠」
この不器用さ全開の拙い花冠は私が作ったもの。
昔、まだお父さんとお母さんが生きていた頃.....
家族3人で、近くの丘にピクニックに行った。
ピクニック場から少し離れたところに綺麗なコスモス畑があって、そこで私は遊んでいた。
遊んでいた時に.....ある1人の男の子がやってきて一緒に遊んだ。
その子はかわいくて、無邪気で、笑顔が素敵な子だった....。



