いつもいつもあなたの背中だけを追いかけていた。
私の前をあなたは歩いていたから。
「好きな人にはそばにいてほしいし、これからも一緒に暮らしたい」
「.........」
これは私の本心。
好きな人と離れたい人なんているはずない。
できることなら隣にいてほしい。
今じゃ冬夜くんと一緒の家にいるのに慣れてしまったから。
いつのまにか、黒崎家で過ごすのが当たり前になってしまったから。
私の帰ってくる家は、〝ここ〟だから。
「でもね、好きな人の足枷にはなりたくない」
「.....友理奈」
好きな人の進みたい道を妨げることは絶対にしたくない。
私が足枷になるくらいなら、捨ててもらった方がいい。



