こんなに男の子と気が合って仲良くなれたのは羽柴くんだけ。
教室に入ると、当たり前に誰もいなかった。
シーンと静まり返っていてエアコンもついていないので蒸し暑かった。
誰もいない教室で何も言わずに、私達は向き合う。
「....三笠から話してよ。俺、もう心の準備はできてるから」
「....分かった」
ちゃんと伝えなければ、羽柴くんに。
私が寝ずに考えて自分なりに出した答えを。
「昨日の返事をするね。....ごめんなさい。私は、羽柴くんとは付き合うことはできません」
「....やっぱりかぁ。分かってたけど、結構辛いな」
彼の表情は苦しそうに辛そうに見えて、それでも笑顔は崩していなかった。



