2人が出ていき、ヨネさんは昼食の片付けに行ってしまった。
となると今、この空間にいるのは私と....冬夜くんだけ。
何となく気まずい空気が流れる。
彼といることが気まずいわけじゃないんだ。
ただ...彼と2人きりになると緊張してしまうんだ。
圧倒的な存在を前にどうしたらいいか分からなくなってしまう。
いっそのこと部屋に戻ってしまおうかと考えたけれど、無言で戻るのは何だかな....。
「.....友理奈」
無言の静寂を破ったのは、冬夜くんだった。
低くて艶のある声。
その声を聞くだけで震えてしまいそうになる。
「な、何?」
緊張していたのが声に表れて噛んでしまった。



