しばらくの無言が続いた。
私も冬夜くんが何か言うまで決して発さない。
「.......ごめん」
「...........え」
長い間、無言でようやく発した彼の言葉は....NOだった。
私が願っていた言葉とは正反対の言葉。
つまり....私の精一杯の告白は断られたということ...。
そうはっきりと理解した瞬間、涙がツーっと頬を伝った。
私の願いは今、崩れ去ったのだと理解した。
何年も続けた片想いは報われずに終わったんだ....。
勇気を出して誕生日の翌日にした告白は断られた。
私の想いは....冬夜くんに届かなかった。
私は....フラれたんだ。