【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




冬夜くんと人通りの少ない所へ行く。



外に出て告白という手もあったけど、勇気が出ない気がしたからやめた。



この動物園にいる間にかかっている魔法の力も借りて。



動物園でたくさんの動物達に笑顔をもらったから頑張れる。



冬夜くんが卒業するまでに必ず告白しようと、中学生の時から決めていた。



それが今日になっただけ。



「それで、話って何?」



2人とも立ち止まって、お互いに向き合う。



向き合うだけでさらに緊張が増してくる。



私達の空間だけ違う時間が流れているみたいで、すごいゆっくりに感じる。



風が吹いて木の葉っぱがはらりと揺れて落ちてくる。



さっきまで吹いていなかった温かな風にも背中を押されているようだ。