【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




「そろそろ夕方だし、帰ろうか?電車も混んでくるだろうし」



「...そうだね」



改めて言われるとちょっぴり悲しい。



楽しい時間ほど過ぎるのは早いというけれど、本当に早い。



1日が30時間くらいあったらいいのにと思ってしまうくらい。



家に帰ったら今日の素敵な魔法は解けてしまう。



この素敵な夢から醒めたくない。



でも、そんなこと言ったらわがままだよね....。



一緒に写真まで撮ってもらって、たくさんのお願いを叶えてもらったのに。



どうして時間はとまってくれないんだろう....。



この時間が一生続けばいいのに、なんて叶わないことを願ってしまう。



もう帰らなきゃいけないのに。