【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




でも、彼らが手を差し伸べてくれたから今がある。



あの過去がなければ一生、関わることがなかったと思う。



私とは住む世界が違いすぎるから。



「あら、もうこんな時間。あなた、そろそろ出ないと...」



腕につけた宝石が散りばめられた高級な腕時計を見た美織さんが言った。



「あぁそうだね。じゃあ2人とも、今日はお疲れ様。私達は行かないと」



お2人がスーツを着ているということは...



「これからお仕事ですか?」



「えぇそうなの。今日は早めに21時くらいには帰れると思うわ」



この時間に2人がいるのは珍しいと思ったけど、これから仕事なんだな。



やっぱり社会人ともなると大変なんだなぁ。