2人のニヤニヤした顔が怖い。
冬夜くん....早く帰ってきて!
私はそう祈るしかない。
「友理奈!」
そんな時に聞こえた私の大好きな人の声。
遠くからだから、微かにだけど確かに冬夜くんが私を呼ぶ声が聞こえた。
「....冬夜くん!」
この状況から助けてほしくて、必死に叫んだ。
目を瞑って祈った瞬間、私の肩が軽くなった。
「いっててて....」
目を開けなくても分かった。
冬夜くんが私のすぐそばにいること。
それが分かって安心して目を開けると、冬夜くんが私の隣に座っていた男の人の腕をひねりあげていた。
男の人の表情を見るとかなり痛そうだ。



