【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




「友理奈?どうかした?」



ずっと繋いでいる手を見ていたらしく、それを不思議に思った冬夜くんが声をかけてくれた。



きっと思っていることを言えば冬夜くんは叶えてくれる。



恋人繋ぎがしたいと言えばサッと変えてくれると思う。



でも...本当の恋人じゃないのにそんなことするの冬夜くんは嫌じゃないだろうか?



迷惑だとか思っていたら....?



「.....何でもない」



結局、言えなかった。



わがままを言うのってこんなに難しいことだった?



駄目だ、冬夜くんの気持ちを考えるとどんなわがままも言えなくなってしまう。



全部、本当は迷惑なんじゃないかと思ってしまって。



こんな自分が歯がゆい。