「友理奈、何枚撮ってるの。あまり長居すると全部回れなくなるよ?」
と、冬夜くんに言われるまでずっと撮っていた。
分かってるんだけど離れがたいよ~。
だってすごくかわいい瞳で私のことを見つめてくるんだもん。
その瞳はズルいよ、ペンギンさん。
自分がかわいいと分かっててやってるでしょ。
「一通り回ったらまた来ればいいでしょ?」
「....うん」
そう言われて離れがたい気持ちをグッと押さえて、ペンギンの檻から離れる。
振り向くとまた戻っちゃいそうで、絶対に振り向かなかった。
全部回ったらまた来るからね!
そう誓って次の動物がいる檻へ向かった。



