私にとって心から大事だと思う人。
この温もりをずっと大切に生きていきたい。
そんな時にまた扉が開いて、誰かが帰ってきたのだと分かった。
執事、メイド、全ての使用人がお出迎えする人物。
それだけの地位にいて、カリスマ性がある人だから。
誰か、なんて聞かなくても見なくても分かる。
「「「お帰りなさいませ、冬夜様」」」
使用人達が言った名前は私が予想していたものと一致した。
関わった人全てを圧倒的なカリスマ性で魅了してしまう人。
その人は盛大なお出迎えされても、動揺することなくまっすぐ突き進んでいく。
それが当然であるかのように。
大きな煌びやかなマントを纏って玉座に座っている王様、キングのように。



