「うん。これで服装はOKね。次はヘアアレンジをやりましょうか」
美織さんに促されるまま、ドレッサーの前に座る。
美織さんはスタイリストさながらにコテやアイロンを準備しながら、ゴムやコームも用意していた。
本当に美容に関しては美織さんに勝てる人はいないと思う。
何でも知っていて、悩みを話せば必ず解決してくれる。
「じゃあ始めるわね」
ヘアセットは美織さんにお任せ。
この服装にはこの髪型が似合うと知っているわけじゃないから。
「はい、お願いします」
鼻歌を歌いながら、ヘアセットは始まった。
朝から元気なのは美織さんのいつものことだけど、今日は一段と元気な気がする。
というか、上機嫌な感じがする。



