「......これにしようかな」



悩んだ末に決めたのは白がベースで黄色と緑が差し色で入っている春色のワンピース。



袖は七分丈でスカートはひざ下くらいの長めで、あまり甘すぎない。



これならあの靴にも合うはず。



フレアスカートになっているから女の子らしさも失われてないし。



その時にコンコンと扉をノックする音が聞こえた。



「はーい」



こんな朝早くに誰だろう?



朝食の時間にしては早すぎるし....。



不思議に思って扉を開けると



「....美織さん!?」



立っていたのは綺麗なワンピースを着ている美織さんだった。



「朝早くからごめんね。私にも手伝えることないかな~と思って来ちゃった」