私を産んでくれてありがとう。



16歳の誕生日、一生忘れられない素敵な日になったよ。



私はちゃんと高校生になれたよ。



いつまでこの黒崎家でお世話になるか分からないけど、自立するまではお世話になると思う。



何回も2人を想って泣いたことあるけど、最近は泣かなくなったよ。



だって私が泣いて悲しみながら生きていくことを2人は望んでいないもんね?



これからも三笠家の1人娘として、黒崎家の娘として胸を張って生きていくよ。



2人が愛してくれて、また新たな両親が愛してくれて。



黒崎家に引き取られたおかげで、こんなにも温かい人達と出会えたよ。



これからも空の上から見守っててね。



私、精一杯2人の分まで生きるから。