私の16歳の誕生日パーティーは最後、みんな涙の展開で終わった。
とても温かい空間だった。
私の手紙の言葉が届いたってことでいいんだよね。
この素敵な空間はまた来年にやってくる。
1年に1度ある自分が主役の周りの人へ感謝する日。
パーティーが終わって私は両親の遺影が飾られている仏壇の前に座る。
誕生日がくるたびに両親に感謝を伝える。
目を瞑って手を合わせて真っ暗な空間でお母さんとお父さんを思い浮かべる。
これから先、お母さんとお父さんの姿が色褪せることはない。
ずっとずっと私の心の中で生き続ける。
小さい頃は悲しくて両親の仏壇の前に座ることもできなかった。
昔は両親の死から逃げていたんだ。