【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




「冬夜くんへ


改めてお手紙を書くとなると照れるけど、ちゃんと伝えたいので聞いてください。


冬夜くんには私の運命を変えてもらいました。


だから冬夜くんは私にとって恩人であり、憧れの人です。


お葬式で冬夜くんが声をあげてくれなかったら、今の私はいません。


当時、小学生だった冬夜くんに私は救われました。


2歳しか違わないのに、冬夜くんはずっと大人っぽく見えていました。


それは今も変わりません。


冬夜くんが声をあげてくれて、黒崎家の皆さんに引き取ってもらえて。


今、幸せな日々を送れているのは冬夜くんのおかげです。


両親を亡くしたのを実感して、泣いていたばかりだった小さい頃に


冬夜くんはいつも私の部屋に来て泣き止むまで一緒にいてくれたね。


不安な夜も悲しい夜も冬夜くんと一緒に過ごしてきました。


だけど圧倒的なカリスマ性を誇る冬夜くんは私にとって、遠い人なのかもしれません。


だからこそ冬夜くんに少しでも近づきたいという思いで今まで頑張ってきました。


高校生になって少しは近づけたかな?


これからも、迷惑じゃなかったらずっと追いかけさせてください。


私の人生を変えてくれてありがとう。


三笠友理奈」