すると首に冷たい感覚が伝わった。
「よし、いいよ。目を開けて」
目を開けると....すぐに見えた首にあるもの。
「これって....ネックレス?」
銀色のチェーンに繋がれた月と星のワンポイント。
星には緑色のストーンが埋め込まれていた。
おそらく、これは5月の誕生石のエメラルド。
「特注で作ったんだ。友理奈につけてほしくて」
「.....冬夜くん!」
嬉しくてつけてもらったネックレスをぎゅっと握りしめる。
まさか冬夜くんにもらったプレゼントが身につけられるものなんて、嬉しすぎる。
身につけるものだったらずっとつけていられるでしょ?
近くにいなくても、ずっと冬夜くんを感じていられる。



