「私達からの気持ちだよ。気に入ってくれたかい?」



「もちろんです!」



このブランドは高価なものが多い。



もらった長財布もたぶん何万円もする代物。



こんな高価なものをもらえるなんて、2人は優しすぎる。



「それはよかった。改めて誕生日、おめでとう。友理奈ちゃん」



「ありがとうございます、和臣さん」



威厳ある人だけど、実は温かくて優しい人。



美織さんのことを誰より愛しているのが和臣さん。



「友理奈」



私の大好きな声が聞こえる。



何度聞いたって、ドキドキしてしまう。



「俺からもプレゼントがあるんだ。受け取ってもらえる?」



「.....うん」