お母さんとお父さんがいなくなった現実を認識して泣いていた小学生。
亡くなった直後はあまりにも実感がなくてあまり泣けなかった。
だけど、黒崎家に引き取られてから今までの日々とは大きく変化した。
そのことにもう三笠家ではないと自覚してよく泣いていた。
お父さんとお母さんはいない。
3人で過ごした日々はもう戻ってこないのだと。
だから小学生の間はかなり迷惑をかけた。
美織さんと和臣さんにも、そして冬夜くんにも。
それでも乗り越えることができたのは黒崎家の人達のおかげ。
泣いていた私にずっと温かく接してくれて、愛情を注いでくれていたから。
冬夜くんも泣いている時はいつも一緒にいてくれて、泣き止むまで待ってくれていた。



