残り時間も少なくなってきた。
得点差は3点。
3ポイントシュートを決めても、同点だけどどうにか点をとらないと。
ここで諦めてしまったら逆転はない。
「頑張れー!!」
最大限の声を出して、応援する。
どうかこの声が彼らに届くように。
少しでも彼らのエネルギーになるように。
「おっ羽柴が持ってる!そのまま3ポイント行っちゃえ〜!」
今、ボールを持っているのは羽柴くん。
今の彼の位置から打って入れば3ポイントで追いつくことができる。
最大のチャンスを掴んだ。
「羽柴くん、頑張って!」
この言葉が全てだった。
大事な局面でシュートを打つ時って、無心だと思うから聞こえているのかは分からない。



