【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




「ほら、行こ!」



私の手を掴んで、下の階へと連れ出す。



「.....ありがとう」



菊乃がくれる優しさ以上のものをいつか返したい。



与えてもらってばかりじゃ、もらってばかりじゃ嫌。



自分も何かを返せるようにならないと。



卓球場がある2階にいるはずの女子は少ない。



たぶんみんなも男子のバスケを見たくて下に行っているんだと思う。



見たい気持ちは私も同じ。



バスケはもちろん得意じゃないけど、見るのは好き。



あまりルールもよく知らないから、語れないけど。



男女ともに好きなんだけど、男子のは迫力が違うんだよね。



近くで見るとより一層感じるし、一生懸命な姿がカッコいい。