【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




急な時間割変更でもあったのかな?



「....友理奈?どうかした?」



いつまで経ってもサーブを始めない私を不思議に思った菊乃が声をかけてきた。



「ううん!何でもない」



気になるけど今は授業中。



ちゃんと試合に集中しなきゃ。



「それじゃあ行くよ~」



私のサーブで試合開始。



みんな柵の方に集まっているけど、私達は試合に集中する。



とりあえず今は余計なことを考えずに目の前の試合に集中!



菊乃と卓球をするのは初めてだし、集中しなきゃ相手に失礼。



スポーツを何でもこなせる菊乃は卓球も上手いと思っていたけど、試合展開は意外な方向へ。



私がめちゃくちゃ頑張ってシーソーゲームに持ち込めたらと考えていたんだけど....。