クラブラウンジは 昨夜よりも 人が多い。


みんな 静かに 話していて。

とっても 優雅な 空間。


自然と 私の背筋も 真っ直ぐに 伸びる。


クラブラウンジって いいなぁ…


昨日よりは 確実に 食欲もあって。

ここに 滞在する 4日間で

私は 前を向ける気が していた。


私が1人でも 誰も 変な目を 向けなくて。

そもそも 他人のことなんて 誰も 詮索しない。


とっても 快適な空間…


ひとりぼっちなのに 守られているような。


アパートに 1人でいたら

私は もっと孤独だった…


知っている人が 誰もいない国なのに。


言葉だって 通じないし。

みんな 私に 興味なんて なくて。


それなのに 私は どうして

こんなに 寂しくないんだろう…


卵料理や サンドイッチを たっぷり食べて。


早めに プールに行ってみよう。


コンシェルジュに 笑顔で送られて

私は ラウンジを 後にした。