記憶シュレッダー

紙は一瞬で粉々に砕けちり、中に入っていた用紙と混ざり合ってわからなくなってしまった。


「……あれ?」


ふと、あたしは瞬きをした。


あたしはどうしてお祖父ちゃんの部屋にいるんだろう?


確か、勉強をしていたはずなんだけど……。


きょときょとと周囲を見回して首を傾げる。


わからないけれど、とにかく勉強の続きをしよう。


そう思って立ちあがった時、一枚の紙が膝から落ちた。


拾い上げてみると、それは今日戻ってきた判定用紙だった。


「なんでこれがこんなところにあるの?」


首を傾げる。


そして判定結果を見てニッコリとほほ笑んだ。


紙に書かれていた判定結果はAだったのだ。


「ま、いっか。今日はもう寝よう」


あたしはそう呟いて自室へと向かった。


判定用紙に書かれていたのは第一志望ではなく、第二志望の学校名だったが、あたしはなんの違和感もなかったのだった……。