記憶シュレッダー

☆☆☆

それからはまた勉強だった。


一応部屋着に着替えたけれど、晩御飯を食べる時間ももったいなく感じた。


お祖父ちゃんが倒れてしまったという事実が、あたしの中で焦りに変換されていたのだ。


「なんでこんな問題ができないの!?」


元々勉強が苦手なこともあり、更にひとりきりで要領の悪い勉強方法をしているため全然はかどらない。


由香里に甘えて一緒に勉強してもらったほうが、よほど効率的だ。


でも、今のあたしには由香里に甘えることがどうしても許せなかった。


あの判定結果を自慢してきたものだと、思いこんでいたのだ。


「少し休憩しようかな」


さすがに疲れて集中力がなくなってきた。


時間を確認すると、夜の11時だ。