記憶シュレッダー

☆☆☆

勉強を始めてどのくらい時間が経過しただろうか?


玄関のチャイムの音で我に返った。


スマホで時間を確認してみると、帰ってきてからすでに3時間が経過していることがわかった。


未だに制服姿のままだ。


玄関へ向かおうと立ち上がると、少しめまいを感じた。


さすがに集中して勉強しすぎていたみたいだ。


頭を振ってめまいを飛ばし、玄関へ向かう。


ドアの向こうに立っていたのは浩太だった。


「浩太、どうして?」


あたしは瞬きを繰り返して浩太を見つめる。


「由香里が敦子のこと気にしてたから」


そう言われて、あたしは由香里のB判定を思い出した。


途端に気分が悪くなって眉間にしわを寄せる。