記憶シュレッダー

あたしは女の子の体を抱えあげると、そのまま多目的トイレへと入った。


トイレの床に投げ出すと、女の子はようやく思い出したように手足をばたつかせはじめた。


さて、ここまでしたけれど、今度はどうしようか?


考えていたとき、女の子の手があたしの足に当たった。


大した力じゃないし、痛くもなかった。


でも、そのときあたしは決めたんだ。


この子の腕を切断してやろう、と……。


あたしはまず女の子の体をロープで拘束した。


最初は上手くいかずに何度かやり直すことになったけれど、女の子の上に馬乗りになっていたので、相手が逃げだすこともなかった。


人をロープで結ぶのって結構たいへん。


今度は練習して来なくちゃ。


そう思ってから、ちょっと笑ってしまった。


あたしはまた同じことをしようとしているのだ。


まだ1人目が終わったわけでもないのに。