記憶シュレッダー

勢いよくベッドから起き上がり、あたしは窓の外を確認した。


3人の子供たちがボールを手に持って走っていくのが見えた。


小学校1年生くらいだろうか。


まだまだ小さな子たちだけれど、一緒に歩いている大人の姿はなかった。


すぐ近所の子供たちなのかもしれない。


あたしはその姿が角を曲がるのを確認した。


あの奥へ向かうと小さな公園がある。


子供たちはそこへ向かったのだろう。


声が遠ざかっていき、静寂が戻ってくる。


これで落ち着いて勉強を開始できる。


そう思ったのに……。


机にテキストを広げてみても、全く頭に入ってこない。