記憶シュレッダー

「どうでもいいようなことで試してみるつもり。大丈夫だよ、大切なことを忘れるつもりはないから」


本当だろうか?


由香里はあのシュレッダーを使ってからなんだか性格が変わってきた気がする。


不安な気持ちを抱えて、あたしは蒔絵と視線を合わせた。


「なにかあったら、あたしたちが止めるから大丈夫だよ」


蒔絵はそう言ったのだった。