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シュレッダーがなくなると少しだけ部屋が広くなった気がした。


さっきまで感じていた妙な雰囲気もきれいさっぱり払拭されている。


やっぱりあれはあまりよくないものだったのかもしれない。


そんなものをお祖父ちゃんがどこから、どうやって手に入れたのか気になるところだった。「これでもう大丈夫だから」


粗大ゴミ置き場にシュレッダーを置いてきた浩太がそう言って、あたしの頭をなでたのだった。