前回呼び出された屋上に来てもらって話し始めた。

「あのね。久遠くんに告白してもらって話すようになって、一緒にいるのがすごく楽しいなと思って。

返事が遅くなっちゃったけど私も久遠くんのことが好きです。

付き合ってくださいっ!」


「…まじで?」
きょとんとしながら久遠くんが言う。

うなずくとへなへなと座り込んでしまった。


どうしたんだろうと同じ目線にしゃがむと
「嬉しすぎて現実味がない」って。

久遠くんはいつも余裕があるイメージだから、めずらしくて不思議な感じ。


「祐人くん!これからよろしくね」

そう言ってみると「うん。よろしく小春!」
笑顔で言われてもうノックアウト。