「え、じゃあここまで運んで来てくれたの?!
重かったよね。ごめんねっ。」


「へーきだよ。
女の子一人くらい運べなかったら男じゃないって。
それに小春びっくりするほど軽かったし。」


そんなわけないよ。
祐人くんは優しいから気をつかってくれてるんだろうなぁ。


「そういや今度タルト食べに行く?」


「行きたい!ちょうど食べたいなって思ってたんだよね~」

そう言うと祐人くんは意味深に笑う。


「どうかしたの?」


「ははっ、何でもない」


気になるけど、幸せそうだしいっか。