「席空いてなかったんだよね。いい?」
「…、はあ」
嫌だ、なんていえなかった。
…だって、片岡くんからの圧がすごいんだもん。
『おまえ今日俺の言うこと聞くんだよな?』と言われてるみたいだった。
なにより、面倒ごとをきらう私としては、「嫌だ」と言って、あとからメイナに「せっかくチャンスだったのに!」などと言われるのも嫌だった。
頷いてしまったものの、今朝一緒に登校してからというもの、どうしても片岡くんと一緒に行動するのは気が引ける。
目立ちたくない。
ましてや会長と副会長もセットだなんて。
爽やか揃いの生徒会メンバーが食堂で───特定の女子といるなんて、ファンの女子からしたら大問題だ。



