その言葉に思わず眉間にしわが寄る。
セキニン トッテクレル……?
「…はあ?意味わかんない」
デコピンした責任ってなに?
もとはと言えば、悪いのは急にベットに連れ込んだ片岡くんだ。あれは正当防衛。
「痛い。腫れてる。爪が刺さった」
「嘘言わないでよ」
「ホントですーあー痛い」
「……うるさいんだけど」
「涼風さんってホント血が流れてないよね」
「…な、」
「冷たいなーホント。心がキンキン。あー悲しい」
な、なん……なんなんだ、この人は。
絶対嘘なのはわかるのに、私が頷かないとずっとこのまま言われ続けそうな気がしてならない。
何を企んでいるんだ。
この1週間穏やかにくらしてきたと思っていたのに、それは完全なる思い込みだったのかもしれない。



