「涼風さんは俺のひみつを知ってるよな」
「ああ、腹黒毒舌クズ野郎のこと?」
「クズ追加しただろおまえ。前は腹黒毒舌野郎だった」
「えーそうだったかな」
……なんでそんなことまで覚えてるんだ。
頭がいいから記憶力も抜群なの?すごいな、うんうん。
「…まあなんでもいいけど。俺が言いたいのは、俺だけひみつが知られてるのはフェアじゃないだろってこと」
「私の秘密は教えたじゃん。2つも」
「それはひみつにしちゃ弱すぎるんだよ」
「最低」
友達がいないことと、人に興味が無いこと。
片岡くんのひみつをいう相手は居ないし、誰かに言おうと思うほど片岡くんに興味も無い。
私のことを信用出来ないというから仕方なく教えたひみつに弱いも強いもあるか。最低だ。
「ね、涼風さん」
そんなことを思っていた私に、片岡くんが言った。
「俺と友達になってよ」



