同じようにペンを置いて、耳元に伸びていた彼の手首を掴む。「んー?」と、頬杖をつく片岡くんの口角がすこしだけ上がった。

片岡くんを睨みつけるも、それにあまり効果が無いことはわかっていた。


「どうしたの佳都ちゃん」

「……、」

「勉強に関係ないことはしないんじゃなかった?」



どうしたのもなにも、誰よりも私のことわかってるくせに。



「…キライ」

「俺は好きだけど」

「っ、キライ…っ」

「はっ。ホント素直じゃねーなあ、佳都ちゃんは」



その気にさせたのはきみだ。私のせいじゃない。だから、責任はちゃんと取ってもらわないと割に合わない。


「佳都ちゃん」

「…っ」

「今から何したい?」


その言葉が落とされたと同時に、下からすくうように唇を塞がれた。






to be continued……?