□ 「片岡くん、」 「ん?」 「…私って、片岡くんの彼女、になったのかな」 ───文化祭1日目の夜。 久しぶりに入った片岡くんの部屋で、私はベットに座ってそんな質問を投げかけていた。 「…またなんか不安にさせた?」 「う、ううん」 「じゃあなに?どうしたの」 片岡くんの表情に不安の色がうつる。 ああ、違うんだ。 不安になってるんじゃなくて、確認したかっただけなんだ。 ───私ときみの関係に、名前がついたことを。