俺たちの関係は“トモダチ以上コイビト未満”だ。
お互いが特別───少なくとも俺はそう思っている。
そのままでもいいと思っていた。
着かず離れず、佳都ちゃんの特別で居られるならなんでもよかった。
だけど、その距離はだんだんもどかしくて、くるしくなった。
タイミングがつかめない。
あと一歩、踏み出す勇気が出ない。
そんなんだからダメだったのだろうか。
原因は思い返せばあふれてくるけれど、どれも決定打ではない。
佳都ちゃんの思っていることは、佳都ちゃんに伝えてもらうしか100%理解することはできないのだ。
さて…どうしようか。
てか、どうせなら文化祭、佳都ちゃんと回りたかった。
血だらけの幼稚園児姿、たくさん写真に収めておきたかった。



