□ 「おー、ホントに呪われてそう」 「褒めてる?」 「貶してる」 「…あ、そう」 「原因は顔かな」と付け足したメイナに返す言葉はなかった。 ここ1週間毎日言われているーーー「顔がひどい」と。 私の髪の毛をセットしてくれているメイナが、鏡越しに私と目を合わせてため息をついた。 「いつまでうじうじするつもりなの?」 「…勇気が出るまで」 「来世になるわそんなの」 「『今更なんだよバーカ』とか言われたらもう二度と人を好きになれなくなるよ」 「佳都ってそんなにめんどくさい女だったっけ?」