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「大人しく寝なね」

「…おー」


汗をかいているみたいだったので ひとまずからだを拭いて着替えてもらおうとその旨を伝えると、「風呂入んないで寝るとか無理」と言われてしまった。


チカさんはもう寝ているようだった。

ふらふらの片岡くんをお風呂場まで運び、シャワーを浴びてさっぱりした彼に肩を貸して再びベットに寝かせたのが、ちょうど今。


熱はそんなすぐには下がらないけれど、水分をとらせて、市販の薬も飲ませたので、酷い風邪でなければ朝には少しよくなっているだろう。